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2015年 11月 30日

京都美濃吉

京都旅行を計画している時から折角なので一度は京懐石を味わいたいと、
出発前から新阪急ホテルにある「美濃吉」を予約しておきました。

やはり想像していた通りどれも素材の味を活かした美味しいものでした。
先付けの「大根の柚子味噌」は白味噌のほのかな甘みとゆずの香りが
ふろふき大根を品のいい味にしていました。一緒に供された前菜、「季節の彩り」
の一皿は銀杏のさっと揚げたもの、薄く味付けされた赤いえび、小さな種類の違った
押し寿司が二つ、甘酢の大根おろしの和え物、生麩を紅葉に模した可愛らしい2枚の葉が、
金色と朱色の重なった五角形の漆塗りのお皿に華やかに上品に盛り付けられて、
これぞ和食の美しさだと思いました。
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次の「椀物」は京の白味噌仕立て、4センチほどの角切りの甘鯛のあられ揚げが実になっていました。白味噌は酢味噌和えの時に私も使いますが、関東育ちなので甘い味の味噌汁はちょっとと敬遠していたのですが間違いでした。甘さは全く気にならず甘鯛が揚げてあるのでその油がほどよいコクになっていて、あられと言ってもごく小さく、おつゆにも浮いており口の中でプチットとした食感がありすばらしいお味でした!
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「お造り」は鯛、まぐろ、鮑、湯葉。鯛、まぐろ、鮑は新鮮でコリットして、湯葉は口の中に大豆の香りが広がり溶けていきました。
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牛肉と生麩の田楽、この生麩は揚げてあり甘い田楽味噌と合いました。
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揚げ物はずわい蟹、海老、野菜が雑穀のひえか粟の衣でさっくり揚げてあり、
メリケン粉の天ぷらの衣より軽く感じました。
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木の子御飯と赤出汁、漬物が締めでした。御飯はウチの好みは硬めの炊き加減なのですが、
大変柔らかめ、なんだか残念でした。
これだけの種類が夫々違ったお味で、出てくる順番もしっかりと計算しつくされているのだろうことを感じました。

by Luna-ry | 2015-11-30 21:17 | 旅行


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